2025年11月6日木曜日

みやっこタウンに参加しました!

皆さん、こんにちは。リハビリテーション部の下河原です。

肌寒い日が続いていますね。インフルエンザも例年より早く流行し始めており、岩手県内でもすでに流行が見られる地域があるようです。体調管理とあわせて、感染対策にも引き続き気をつけていきましょう。

 

さて、先日NPO法人みやっこベース主催のイベント「みやっこタウン」が開催され、当院も昨年に続いて参加してきました。

 

「みやっこタウン」とは?

「みやっこタウン」は、小学4年生から中学1年生の児童と生徒がこどものまちを舞台に、仕事や消費、社会活動などを遊びながら体験できるイベントです。子どもたちの好奇心を育てるとともに、宮古地域のさまざまな職業を知ってもらい、社会や街の仕組みに関心を持ってもらうことを目的としています。

子どもたちは自分で職業を選び、働いて得た給料(疑似通貨)を使って買い物をしたり、サービスを受けたりします。さらに、納税や投票、地域活動なども体験できるため、単なる職業体験にとどまらず、「自分たちでより良い街をつくる」ことを学べるプログラムになっています。

当院の取り組み

当院は「みやっこ病院リハビリ科」として、サンメディカル宮古店さんとコラボレーションし、以下のようなプログラムを実施しました。

1.      入院された患者様(役)にリハビリを実施(宮古第一病院が担当)

2.      車椅子の調整(サンメディカル宮古店さんが担当)

 

リハビリ体験では、患者役に対して、非利き手でのスプーン操作訓練や、介護用食器の選定などを行いました。「脳の病気を患っている人の大変さがわかりました」といった感想もいただき、私たちにとっても大変ありがたい経験となりました。

また、飲み込みが難しい方への支援として「とろみ」の体験も実施。ジュースにとろみをつけて飲んでもらい、「味は変わらないね!」という声もあり、とろみがあっても美味しく飲めることを実感してもらえたようです。

車椅子の調整体験では、患者役の身体に合わせて子どもたちが一生懸命に調整を行い、姿勢を確認しながら丁寧に対応してくれました。その観察力と気配りに、私たちも驚かされました。

 

昨年は初参加ということもあり、私たち大人の方が緊張していましたが、今年は子どもたちと会話を楽しみながら、和やかな雰囲気で活動することができました。何より、子どもたちが元気いっぱいに楽しんでくれていたことが、私たちにとっても大きな励みになりました。

 

このイベントの素晴らしい点は、職業体験にとどまらず、社会の仕組みや地域づくりについても学べることです。今年は他県から視察に訪れた団体もあり、今後さらに多くの地域で広がっていくことを願っています。

最後に、参加してくれた宮古の子どもたちへ——

本当にありがとう!皆さんのおかげで、私たちも元気をもらいました。また来年も、ぜひ一緒に楽しい時間を過ごしましょう!










2025年10月21日火曜日

「移乗介助」勉強会

こんにちは、リハビリテーション部の中居です。

秋の気配が深まり、過ごしやすい季節になってきましたね。紅葉の便りが待ち遠しい今日この頃です。

先日、当院では介護職員を対象に「車椅子への移乗介助」に関する院内勉強会を実施しました。リハビリスタッフが中心となり、現場でのケアに活かせる技術や知識を共有する機会となりました。

勉強会では、患者様・介助者にも負担の少ない動作を意識しながら基本的な移乗動作を一つ一つ確認しました。介助者自身の腰痛予防や、安全面の考慮、よりスムーズに移乗できる姿勢・声掛けの工夫など、実践的な内容を中心に学びました。

また、現在入院中の患者様のケースを例に、どのような介助が安全で快適に繋がるかを具体的に検討しました。リハビリスタッフと介護職員が意見を出し合いながら協力し、現場のリアルな課題に一緒に向き合う事で、お互いの視点を活かしたチームワークの大切さを改めて感じる機会にもなりました。実際の場面を想定することで、より実践的な学びが得られたと思いますし、情報共有やアドバイスをし合うことで新しい発見もありました。

参加した職員からは、「普段の介助を振り返る良い機会になった」といった声や、勉強会後に学んだ方法を実際に試したところ、「以前よりスムーズに移乗できるようになった」「患者様が安心して任せてくださった」など嬉しい報告がありました。職員にとっても手応えのある成果となりました。日々の業務に活かせるヒントが得られたようでとても良かったです。

今後も勉強会を通じて、リハビリ・介護・看護など多職種が協力し合い、互いに学び合いながら医療・介護の質をさらに高めていけるように取り組みを継続していきます。患者様・介助を行う職員にとって安心で優しい環境づくりを目指して、これからもスタッフ一同、努力を続けて参ります。








2025年9月29日月曜日

R7.9.6 研修会

こんにちは、リハビリテーション部の菅野です。

朝晩が涼しくなり、すっかり秋の陽気ですね。

 

先日、令和7年度宮古地域広域支援センター主催研修会を実施しました。

「膝関節痛の評価と治療」をテーマにコンディション・ラボ所長の園部俊晴先生に講義と実技研修をして頂きました。


今回、コロナ禍をはさみ5年ぶりの実技の研修会開催となり、なかなか受けることのできない園部先生の講義や実技を実際に多くの方に受けて頂きたいとのことで、岩手県内にも案内させて頂き、遠くは一関地域から参加して頂きました。


膝関節痛を訴える患者様は多く、病院に通っていない方でも膝関節痛がありながら何とか生活している方も多くいらっしゃると思います。今回の研修会で学んだことを患者様の治療に活かせるよう、今後も復習会等行いながら身に付けていきたいと思います。




令和7年度宮古地域広域支援センター主催研修会
「膝関節痛の評価と治療」


2025年9月19日金曜日

行事食「敬老の日」

こんにちは栄養管理課です。

今月は、9月15日(日)昼食にお出しした、「敬老の日」の行事食をご紹介します。




 【献立】

赤飯    

天ぷら   

茶碗蒸し  

珈琲ゼリー    

牛乳

                        

【栄養価】

エネルギー  712kcal

たんぱく質  26.6g 

脂 質          19.9g

鉄      2.0g 

塩 分      1.9g   

    

敬老の日に、感謝の気持ちを込めて…

穏やかで健やかな毎日をお過ごしください。

 

 

本日の写真は日直さんから撮影していただきました。

(職員食は、献立の他に1品副食が追加されています。)

 

2025年8月29日金曜日

医薬品安全管理委員会主催の研修会

こんにちは。リハビリテーション部の下河原です。

全国的に猛暑が続いておりますが、宮古市では暑さが少しずつ落ち着いてきました。とはいえ、秋の気配はもう少し先という感じでしょうか。

先日、当院の医薬品安全管理委員会主催による研修会が開催されました。 今回は、株式会社大塚製薬工場様をお招きし、「輸液・栄養剤について」のご講義をいただきました。

講義では、末梢静脈栄養の主な適応やトラブル、その予防法、さらには環境因子による汚染の可能性など、幅広い内容が取り上げられました。 


リハビリテーション部として特に印象的だったのは、血管痛や静脈炎が浸透圧やpHの影響によって発生すること、そしてそれらの予防として、投与速度を調整したり細い注射針を使用するなどの工夫が有効であるという点です。痛みの原因とその対策について改めて理解を深めることができ、大変有意義な時間となりました。

また、職員からの質問にも、研究データをもとに丁寧にご回答いただき、非常に参考になりました。 株式会社大塚製薬工場様には、心より感謝申し上げます。

今後も、職員の知識を広げ、理解を深めることができる研修会を継続して開催してまいりたいと考えております。





2025年8月12日火曜日

看護・介護・リハビリ体験会

こんにちは。リハビリテーション部の下河原です。

宮古市の暑さはだいぶ落ち着いてきておりますが、みなさん、まだまだ熱中症には気を付けて下さいね。

 

さて、先日、当院にて高校生を対象とした「看護・介護・リハビリ体験会」が行われました。その中で看護体験の様子をお伝えします。

 

まずは基本の手洗い・手指消毒から始まり、血圧測定、心電図モニター、聴診器などを使う看護体験、参加された生徒さんから、「注射器を触ってみたい」というご要望にお応えして、注射体験も実施しました。

 

緊張していながらも真剣なまなざしで取り組んでいる高校生を見て、私たち職員は初心を思い出し、身が引き締まる思いでした。

こういった体験が、高校生のみなさんの将来を決める一助となれば幸いです。

 

当院では、今後も体験会を実施していきたいと思いますので、みなさんの参加をお待ちしております!

また、看護・リハビリへの進学を目指している方、当院では独自の奨学金制度もあります!

看護・リハビリの道へ進む学生のサポートもしておりますので、詳しい内容を知りたい方は、当院までご連絡ください!